1921年、創業

という社名は、日本全国で旅行かばんの商売をしていた創業者の卯野福吉の名前から名付けられました。

日本四大かばん産地の一つ、兵庫県豊岡市。 その歴史は古く、千年の伝統を持ちます。その兵庫 県北部という地方で数百年の歴世の知識と経験を持 つ豊岡の熟練職人たちのかばんを作る技術は独自に 発達してきました。江戸時代の柳行李(やなぎごお り)の隆盛に始まり、明治以降は旅行かばんやビジ ネスバッグなどを作り続けてきました。

そこに東京の鞄屋で奉公を終え、豊岡に帰ってきた ウノフクの創業者でもある初代卯野福吉は、柳行李 の当時東京で定番化していた縫製方法をアレンジし ました。そこに独自のデザインを加え「東京仕立 て」とし1921年(大正10年)に1921年(大正10 年)に会社を起こし、その評判はまたたく間に全国 に広まることになりました。

豊岡から世界へ。

第二次世界大戦を経て、戦後復興の中、1955年に「株式会 社宇野福商店」を設立。

豊岡で作られたかばん・袋物・柳籠などをドイツ老舗百貨店「カウフホフ」、フランス老舗百貨店「ラファイエット」を はじめ、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ヨーロッパ諸国 へ輸出を始めました。輸出額は年々増し、1965年には通商産業 省(現在の経済産業省)より輸出貢献企業に認定されるまでに
なりました。

信頼の確立。

1970年に卯野福吉は会長職へ退き、2代 目の卯野健次郎へ会社が引き継がれました。
卯野健次郎は豊岡鞄協会会長(1992年 から2期)、日本鞄協会理事としても活 躍し、1994年に行われた「かばん博 ʼ94」を、それまで海外生産に偏りつつ あった生産を豊岡に戻す起爆剤として成 功させた。その後、平成1年に藍綬褒 賞、1999年に勲五等瑞宝章を産業振興 の功績として叙勲されました。

持続、そして進化。

1995年には3代目の卯野隆也が代表取締役に就任し、以 来、海外の拠点となる香港の子会社の設立、2012年には ;バッグ業界最高峰の「MIPEL」(イタリア ミラノ)で の入賞など、常に時代の先端を目指し走り続けています。

中でも、海外にも拠点を設け社員を立ち会わせるなど安心 できるモノづくりと、コンピュータ制御された在庫システ ムによる安心できる商品提供は、「安心」という点で妥協 を許さない卯野隆也の姿勢が表れています。

エシカルに、サ
ステナブルに。

おおよそ一世紀に及ぶ歴史を歩みながら、未 来に対してもこれまでと同様に進化し続ける 責任があると感じています。

ウノフクは社是に「誠実」を掲げています。 お客様、従業員、お取引先様との関わりを大 切にし、そして長期的な関係を続けることを 目標としています。